『あいちトリエンナーレ「展示中止」事件:表現の不自由と日本』
岡本有佳・アライ=ヒロユキ編著
四六判並製256頁 本体価格1800円 978-4-00-061378-1 C0036
【目次】
はじめに「表現の不自由展・その後」という扉……アライヒロユキ
〈第Ⅰ部〉
1 国家と文化……蟻川恒正(日本大学教授)
2 「表現の不自由展・その後」中止事件
当事者として記録する270日の断章
……岡本有佳(表現の不自由展・その後実行委員会)
3 丸木美術館に展示された「少女像」……岡村幸宣(丸木美術館)
4 文化の統制……前川喜平(現代教育行政研究会代表)
鼎談「つくり手をなめる社会は衰退の道を行く」
……アライ=ヒロユキ(表現の不自由展・その後実行委員会)
×常見陽平(千葉商科大学)×武田砂鉄(フリーライター)
トリエンナーレ参加作家声明・メッセージ
「表現の不自由展・その後」作家メッセージ
「表現の不自由展・その後」実行委員会声明
外部団体声明
(イトー・ターリ、前山忠、長澤伸穂、チョン・ユギョン)
〈第Ⅱ部〉
5 ナショナリズムを資源とする政治……中野晃一(上智大学)
6 日本社会が排除し続けた少女……北原みのり(作家)
7 日々実施されている歴史修正……西谷修(東京外国語大学名誉教授)
おわりにあいトリが終わっても、不自由展中止事件は終わらない……岡本有佳
コラムミキ・デザキ(映像作家)/樫村愛子(愛知大学)/深沢潮(作家)
安田菜津紀(フォトジャーナリスト)/いちむらみさこ(アーティスト)